読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

うたがわのライトノベル記

読書メーターとライトノベルの感想を書く予定のサイト。たぶんTRPGの話題はここに書く。

ラノベを読まない人に薦めたいラノベ5+1選 まとも編

ラノベ全般 オススメ

!!!

以前別のブログに投稿した記事です!
!!!
 足掛け8年くらい。やっとラノベ読むと公言できる分量を読んでいるかな、と思えるようになってきました。と同時に「何かおもしろいラノベないの?」と聞かれることが増えてきました。数撃ちゃ当たる戦法で読んでいるので、出来る限り相手の趣味を理解して勧めるようにしています。でも1対多で勧める機会も増えてくるだろう。そんな期待も込めて、前々から書いてみたかった「ラノベを読まない人に勧めたいラノベ」をいくつか挙げてみました。これをきっかけにラノベを読んでほしい、ではなく、ラノベってかわいい女の子がいっぱいでてくるラブコメとか科学と魔法が入り乱れる学園バトルものでしょ? というイメージを払拭すべく紹介した次第です。
 褒めるのは苦手なので目をつぶってください。

空色パンデミック

空色パンデミック1 (ファミ通文庫)

空色パンデミック1 (ファミ通文庫)

第11回えんため大賞優秀賞受賞、胸騒ぎと空騒ぎの「ボーイ、ミーツ、空想少女」。
「見つけたわよ、ピエロ・ザ・リッパー! ジャスティスの仇、とらせてもらうわ!」「……はい?」高校受験の日、駅のホームで、僕、仲西景は結衣さんと出逢った。彼女は“空想病”。発作を起こすと、正義の使者とかになりきってしまう。空想病にもいろいろあって、もし“劇場型”なら、他人に空想を感染させ、世界を滅ぼしかけたこともある危険な存在。だけど結衣さんは通常の“自己完結型”。そんな彼女に、なぜかつきまとわれる日々が始まった。発作を起こしていないときの彼女は、端的に言ってただのわがまま娘。空騒ぎに付き合ってられない。最初は、そう思っていた。――でも、それだけではなかった。

 映画化されたAURA〜魔竜院光牙最後の闘い〜がいわゆる厨二病のボーイミーツガールとすれば、こちらは厨二病が本当の病気である世界でのボーイミーツガール。何が本当に起きていることで何が発病状態なのか混乱させる。その中でヒロインやその周囲への想いがちょっとずつ形になっていく。ちょっとセカイ系入っているけれどラノベらしくもありラノベを普段読まない方に触れてほしい作品。3巻完結+短篇集。ドラマCDもあるよ!
 しかしもう3年以上前の作品になるのか。

AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~ (ガガガ文庫)

AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~ (ガガガ文庫)

パニッシュメント

パニッシュメント (ガガガ文庫)

パニッシュメント (ガガガ文庫)

高校生、郁には何かの拍子に「誰かを殺しそうな顔」をしてしまう瞬間がある。
それが新興宗教の教祖をしている父親と関連があるのかどうかは分からない…郁は長年、父親とは離れて暮らし、その存在を「ないもの」としているが、幼馴染みの女子高生・常磐の母親がその宗教に傾倒していることに対し、自分がどういう存在であるのかを告げられない。何も知らないで郁に接してくる常磐に複雑な感情を抱いてしまう郁。一方でクラスメイトの謎めいた占い少女・七瀬がなぜか、郁にアプローチをしかけてくるが、実は七瀬は、郁とその父親に関しての秘密を知っているらしく……父親の宗教団体の幹部である教師や、七瀬を敵視するクラスメイトなどが絡み、郁の高校生活は混乱の様相をきたす。
そして…郁にとって最も気になる存在・常磐との関係も泥沼化していき…

 ラノベ民に愛されるガガガ文庫より江波光則作品。ガガガ文庫は下ネタからホラー作品まで手広く扱っていますが、この人の作品は特に。あらすじにちらっと書いてあるキーワード「宗教」。これが作中の人間関係に大きく関わってきます。ラノベなんだからどーせ軽く触れるくらいと思っていましたが、筆者はラノベ以外の文学作品をほとんど読まないので、これを読んだ後はこの作品をどう捉えどう評価すればいいのかわかりませんでした。「ラノベ」という先入観を振り切れる作品。

[映]アムリタ

自主制作映画に参加することになった芸大生の二見遭一。その映画は天才と噂されるつかみどころのない性格の女性、最原最早の監督作品だった。最初はその天才という呼び名に半信半疑だったものの、二見は彼女のコンテを読み始めた直後にその魅力にとりつかれ、なんと二日以上もの間読み続けてしまう。彼女が撮る映画、そして彼女自身への興味が二見を撮影へのめりこませていく。そしてついに映画は完成するのだが―。第16回電撃小説大賞メディアワークス文庫賞”受賞作。

 メディアワークス文庫がラノベに含むか含まないかという論点はさておき。自分の中ではポスト西尾維新。基本的には最早に振り回される主人公なのだけど、後半の読後感(どんでん返し、とは思わない)がすごかった。野崎作品は(読んだ作品は)どれもおすすめ。ただ受け付ける人と受けつけない人が大きくわかれるようなので、ご注意されたし。

魔法少女育成計画

魔法少女育成計画 (このライトノベルがすごい! 文庫)

魔法少女育成計画 (このライトノベルがすごい! 文庫)

大人気ソーシャルゲーム『魔法少女育成計画』は、数万人に一人の割合で本物の魔法少女を作り出す奇跡のゲームだった。幸運にも魔法の力を得て、充実した日々を送る少女たち。しかしある日、運営から「増えすぎた魔法少女を半分に減らす」という一方的な通告が届き、16人の魔法少女による苛烈で無慈悲なサバイバルレースが幕を開けた…。第2回『このライトノベルがすごい!』大賞・栗山千明賞受賞作家の遠藤浅蜊が贈る、マジカルサスペンスバトル。

 あらすじ読むとわからないけど、実際には生死がかかったバトルロワイヤルもの。群像劇としてもしっかり描かれているし、生き残りより女の醜さや裏切りが全面に出た作品。ちなみにこの作品出た当初まどマギと比較されていて自分は腑に落ちなかったです。今回挙げた作品郡は小説読む人に読んでほしい作品ですが、この作品は魔法少女とかアニメ成分を許容出来る方に是非。群像劇が好きな方には成田良悟作品か、15x24がおすすめです

脱兎リベンジ

脱兎リベンジ (ガガガ文庫)

脱兎リベンジ (ガガガ文庫)

「宇宙人」と揶揄され、友達もいない内気な高校生・兎田晃吉。軽音楽部に所属する彼の唯一の趣味はギター。文化祭を控えるも、彼にはバンドを組む仲間もなく、イケメン部長・志鷹の嫌がらせで練習場所もない。そんな兎田と偶然出会い、事情と実力を知った漫研の部長・兎毛成結奈は、彼にリベンジを遂げさせるため、なにやら妙な友達を集め始めるのだが…。軽音部の笑われ者と、漫研の実力者、ふたりの残念な出会いが新しい才能を開花させる。クソッタレな世界をねじ伏せろ。第5回小学館ライトノベル大賞・ガガガ賞受賞作。

 これまたガガガ文庫より。ぱっとしない少年が周りを見返す青春小説。本人は無自覚で悲観的だけれど、周りに支えられて徐々に自分のあり方に気づいていく過程がしっかりと描かれていた青春小説だった。新しい才能、と書かれているけど、元々主人公が持っているものだけでなく、本人の今までの努力が実ったもの。ぱっとしない自分も努力すれば意味のある何かになれるのでは? と思える作品です。目録で2巻でるような雰囲気だったけれど結局出ないままだった。漫研部との関係が気になるから続いてほしくもあり、青春小説としての出来を考えると一巻完結出会って欲しくもあり。
 ......意図してないのにデビュー作多い気がするなあ。

消えちゃえばいいのに

消えちゃえばいいのに (富士見ファンタジア文庫)

消えちゃえばいいのに (富士見ファンタジア文庫)

撲殺、刺殺、斬殺、毒殺、薬殺、銃殺、絞殺、殴殺…数えあげたら、キリが無いほどに人が人を殺す方法は存在する。この世界は死であふれている。でもそれは僕の知る世界とは違うセカイの話。そう思っていた…。「好きです」「好きだよ」「好きだって」「好きなの」四人の女の子に告白された、あの日からすべてが変わってしまった。突如、現れた死神の少女モルは告げる。「僕のために、百人が殺される」って。そんなことを言われても高校生の僕に出来ることなんて、とりあえず女の子たちに何て返事をするか考えることぐらいじゃないのかな。ファンタジア文庫、最大の問題作登場。

 次点として。主人公のために百人が死ぬ話。一部では評価受けていたけど、自分は評価しない。ミステリーでもなければバトルロワイヤルネタでもなく、主人公が自分のために死んでいく人様を見て絶望したりもしない。何かひとつでも列挙した要素があれば、間違いなく作品としておもしろかったのに。あらすじ釣り以上にはならないけれど、あらすじ(と設定)だけはすばらしいので紹介。


 こんな感じです。そんなつもりはなかったけれど、ラノベとして踏まえた上で他のラノベとちょっと違う作品が選べたかな、という印象。